思いや考え– category –
-
思いや考え
大統領選挙と知事選挙ではたしたマスコミの役割
以前の投稿で、大統領選挙と兵庫県の知事選挙について書きました。どちらもマスコミが大々的に報道しました。しかし選挙の結果は、おおもとのマスコミの予想と違いました。 言論の自由は、民主主義の土台と言われます。マスコミの報道の自由は、それを支え... -
思いや考え
リーガルマインドとは ④
「リーガルマインド」を形づくる要素の第5は、現実に起きていること(事実)をどこまでも観察していった先にあるのは、「相手の気持ち・考え」だということです。「リーガルマインド」は、自然科学ではなく人間社会で活かされるものです。絶妙な「バランス」がそのア... -
思いや考え
リーガルマインドとは ③
前回は、「リーガルマインド」はただの「バランス感覚」ではなく、いくつかの要素が重なり合ったものだと書きました。そして、その要素のうの第1と第2について述べました。今回は、その続きです。 「リーガルマインド」の要素の第3は、私なりの言葉で表現すると... -
思いや考え
リーガルマインドとは ②
私は、「リーガルマインド」とは、いくつかの要素が重なり合っているものだと考えています。これは、私が企業法務で40年ほどキャリアを積んだ中での思いです。もちろん自分にそれが100%身についているということではありません。ただ、国内・海外の弁護士、... -
思いや考え
リーガルマインドとは ①
いくつかの投稿を温めているのですが、きちんとした原稿にする余裕がありません。そうこうしているうちに、「リーガルマインド」という言葉がふと浮かびました。今回は、これをテーマにさせていただきます。 「リーガルマインド」は、「リーガル=法」の「マイン... -
思いや考え
労働とは ④
前回述べたとおり、「労働契約」では、使用者に、「労働者の生活と人生に影響を与える」権限が認められます。使用者は、それに応じた責任を負います。労働者の生活と人生を、それなりにあずかることへの責任です。 この場合に一番ポイントになるのは、使用者=... -
思いや考え
労働とは ③
前回は、「賃金」こそが「労働とは何か」を考える際の重要なカギであること。「賃金とは何か?」への答えが、そのまま「労働とは何か?」への答えにつながることを述べました。 この点、使用者には「労働者の生活と人生をあずかっていることへの責任」があります。「... -
思いや考え
労働とは ②
前回の結論は、「労働」が持つイメージは使用者への労働者の「支配従属」で、「請負」や「委任」は自分の責任と権限で仕事の結果を出す「自主独立」・・・。そんな感じになってしまいました。 ただ、企業づとめを、たとえば大きな組織で長くやっていると、社員の中でも... -
思いや考え
労働とは ①
民法は、「雇用契約」を、①労働に「従事」することと、②これに対する「報酬」の関係とします。労働基準法は、「労働者」を、①事業に「使用」されて、②これに対して「賃金」を支払われる者とします。労働契約法は、「労働契約」を、①使用者に「使用」されることと、②これに... -
思いや考え
賃金とは ④
「今までの日本の賃金の決め方は長く勤めたらその分賃金も高くなるというものだったがそれはおかしい」。「仕事でどれだけの結果(成果)を出したかに応じて決めるべきだ」。こうした結果だけで決める「成果主義」の考え方で言うと、サラリーマンは大工の親方とど... -
思いや考え
賃金とは ③
前回お伝えしたことから、どんな計算の仕方でいくら「賃金」を払うかを決める際は、①仕事をしてもらったことそのものへの対価と、②生活や人生をあずけてもらっていることへの対価という、「賃金」が持つ2つの意味合いのバランスをよく考える必要があります。 ... -
思いや考え
賃金とは ②
サラリーマン=雇用契約=労働契約(イコールは大まかです)の特徴は「自分の労働力を使用者にゆだねること」と言われます。これは、人によっていろいろな意味がこめられます。私は、その重要なひとつに、「自分の生活と、人生のかなりの部分を、会社にあずける...
12