各種契約
英文・和文合せて年間200件超の実績
契約とは
契約は、ビジネスの基本となる、法的なしばり(拘束力)をもった約束ごとです。一度結ぶと、守らなければならない義務と、相手に守らせる権利が生まれます。契約書は、契約の内容を書面にしたものです。
契約書のポイント
契約書には、当然ながら次のことが求められます。
- 法律の強制的な条文に反しないこと
- 国や社会生活での秩序(公序良俗)に反しないこと
- 必要なことがしっかり書かれていること
- 文章が明確で解釈上の争いが起きないこと
- 契約書に定められていないことには法律が適用されます。
契約書の作成やチェックには、法的な専門性が強く求められます。
正確な言葉づかいだけでも価値が上がる
きわめて初歩的な例ですが、「及び」<「並びに」さえ意識しない契約書をときどき見かけます。「A及びB並びにC及びD」という複雑な言い回しの条文も、この関係を知っていれば、「A及びB」と「C及びD」が先ずあって、それらが「並びに」で結ばれていることがわかります。ちなみに、「若しくは」と「又は」の場合は、「若しくは」<「又は」です。
「遅滞(ちたい)なく」、「速(すみ)やかに」、「直(ただ)ちに」の順番はどうでしょうか。答えは、「遅滞なく」≦「速やかに」<「直ちに」です。そのため、「直ちに○○すること」と書かれている条文をつきつけられたときは、相手がきびしい要求をしていることになります。現実に守れそうになければ、「直ちに」を「速やかに」か「遅滞なく」にさりげなく書き直します。
法律の条文を丁寧に読むと、このような言葉の使い分けがされていることに気づきます。契約書の場合も、正確な言葉づかいがされているものは、それだれでも解釈の混乱を避けることができ法律的な文書としての価値が上がります。顧客などから一目置かれてビジネス上の価値も上がります。
契約書はビジネスそのもの
こうしたことと同時に、契約書はビジネスそのものです。さまざまなビジネスの中身とそのための契約の特徴を理解せずに(理解できずに)、ひな形を真似したりつなぎ合わせて作るだけの契約書はトラブルのもとです。
私たちの事務所では
私たち「すずかぜ」の強みは、日本を代表する企業で実戦的につちかったハイレベルのノウハウとバランス感覚です。直接管掌していた事業所の分だけでも、さまざまな類型や組織再編系を含め、英文・和文合せて年間200件超の契約書を作成・チェックしてきました。文字通り実戦で鍛えられた、正確で、美しい、本格的な文書作成には絶対の自信と誇りがあります。それらを100%活かして、企業に真に役立つ契約業務を、手厚く行います。