思いや考え
「台湾問題」を客観視する③/完
前回は、「国」について考えるときには力関係がベースにあることをつきとめました。そして、AとBだけで見るとBが強くても、まわりのみんながAに味方するとAが強くなることを指摘しました。 しかし、そうなるとBの立場はどうなるのでしょうか?なぜ、みんなは... 思いや考え
「台湾問題」を客観視する②
前回は、台湾の歴史をたどりながら、そのつど「国」だったのかの疑問を提示しました。 この点、「国」の定義にははっきりしないところもありますが、一般的には次の4つの要件が必要とされます。 ①一定の範囲の場所に、②人々が生活していて、③その場所と人々を... 思いや考え
「台湾問題」を客観視する①
台湾は1つの国なのかということが議論されます。つい最近も、日本の高名な政治家の発言をきっかけに、この議論がまき起こりました。そこには、政治的な主義・立場や力関係が複雑に、あるいは露骨にからみ合っているようです。 ここではそうしたからみ合いか... 思いや考え
大統領選挙と知事選挙ではたしたマスコミの役割
以前の投稿で、大統領選挙と兵庫県の知事選挙について書きました。どちらもマスコミが大々的に報道しました。しかし選挙の結果は、おおもとのマスコミの予想と違いました。 言論の自由は、民主主義の土台と言われます。マスコミの報道の自由は、それを支え... つぶやき
ブッダ
ブッダ(仏陀)は、今から2500年ほど前(紀元前5世紀ごろ)に実在しました。本名はゴータマ・シッダッタで、日本では「お釈迦(しゃか)様」とも呼ばれます。「ブッダ」とは、「悟った人」という意味です。 ブッダは、仏教を始めた人として有名です。ただ、一口に「仏教... つぶやき
ニーチェ
ニーチェ (1844年-1900年) は、ドイツの哲学者です。ニーチェの書いた本は、言いまわしも中身も難しいと言われます。それにもかかわらず、ニーチェの哲学は不思議な魅力をもっています。今も世界中に多くのファンがいます。ニーチェの哲学を解説した本も... つぶやき
理想
「理想」とは、辞書によると、「それ以上望むところのない完全なもの」です。そうあってほしいと思う最高の状態です。ひとは、それを心に思いえがきます。そして、それを求めつづけます。 ところが、同じテーマであっても、「理想」の姿・内容は、思いえがく人ご... つぶやき
思いやりと自己愛?
世の中には、心の底からやさしい人がいます。相手を本当に心配して気づかい、何とか相手のためになろうとします。そこには、計算高さや駆け引きのようなものは少しもありません。 ただ、心配するあまり、相手が見えなくなります。一生懸命になるあまり、相... 思いや考え
リーガルマインドとは ④
「リーガルマインド」を形づくる要素の第5は、現実に起きていること(事実)をどこまでも観察していった先にあるのは、「相手の気持ち・考え」だということです。「リーガルマインド」は、自然科学ではなく人間社会で活かされるものです。絶妙な「バランス」がそのア... 思いや考え
リーガルマインドとは ③
前回は、「リーガルマインド」はただの「バランス感覚」ではなく、いくつかの要素が重なり合ったものだと書きました。そして、その要素のうの第1と第2について述べました。今回は、その続きです。 「リーガルマインド」の要素の第3は、私なりの言葉で表現すると... 思いや考え
リーガルマインドとは ②
私は、「リーガルマインド」とは、いくつかの要素が重なり合っているものだと考えています。これは、私が企業法務で40年ほどキャリアを積んだ中での思いです。もちろん自分にそれが100%身についているということではありません。ただ、国内・海外の弁護士、... 思いや考え
リーガルマインドとは ①
いくつかの投稿を温めているのですが、きちんとした原稿にする余裕がありません。そうこうしているうちに、「リーガルマインド」という言葉がふと浮かびました。今回は、これをテーマにさせていただきます。 「リーガルマインド」は、「リーガル=法」の「マイン...
