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思いや考え
労働とは ②
前回の結論は、「労働」が持つイメージは使用者への労働者の「支配従属」で、「請負」や「委任」は自分の責任と権限で仕事の結果を出す「自主独立」・・・。そんな感じになってしまいました。 ただ、企業づとめを、たとえば大きな組織で長くやっていると、社員の中でも... -
思いや考え
労働とは ①
民法は、「雇用契約」を、①労働に「従事」することと、②これに対する「報酬」の関係とします。労働基準法は、「労働者」を、①事業に「使用」されて、②これに対して「賃金」を支払われる者とします。労働契約法は、「労働契約」を、①使用者に「使用」されることと、②これに... -
お知らせ
賃金とは ⑤
「成果主義」は、「年功序列」が目的を忘れられて形式だけになっていることに気づかせてくれました。だからと言って、目先の仕事の結果だけにとらわれる、見せかけの「成果主義」でつっ走る会社は自滅します。また、「何か変だ、心配だ」と感じながら迷いをもって... -
思いや考え
賃金とは ④
「今までの日本の賃金の決め方は長く勤めたらその分賃金も高くなるというものだったがそれはおかしい」。「仕事でどれだけの結果(成果)を出したかに応じて決めるべきだ」。こうした結果だけで決める「成果主義」の考え方で言うと、サラリーマンは大工の親方とど... -
思いや考え
賃金とは ③
前回お伝えしたことから、どんな計算の仕方でいくら「賃金」を払うかを決める際は、①仕事をしてもらったことそのものへの対価と、②生活や人生をあずけてもらっていることへの対価という、「賃金」が持つ2つの意味合いのバランスをよく考える必要があります。 ... -
思いや考え
賃金とは ②
サラリーマン=雇用契約=労働契約(イコールは大まかです)の特徴は「自分の労働力を使用者にゆだねること」と言われます。これは、人によっていろいろな意味がこめられます。私は、その重要なひとつに、「自分の生活と、人生のかなりの部分を、会社にあずける... -
思いや考え
賃金とは ①
会社につとめて働くと「賃金」をもらいます。とても当たり前のことです。では、「賃金とは何ですか?」と聞かれると意外とバクッとしています。「労働の対価です」と答えるかもしれません。「じゃあ労働の対価とは何ですか?」と聞かれると答えにくいのではないで... -
つぶやき
今の自分 (後編)
現在、私は、社労士(社会保険労務士)と行政書士の事務所を開業しています。実は、今の方が企業づとめ時代より何ばいもワクワク・ドキドキしています。もちろんそれも、これまでつちかった基礎があってこその話しですが。 社労士と行政書士の試験に合格した... -
つぶやき
今の自分 (中編)
前編では私の企業づとめ時代について書きました。私は、そこでの、多くの方々とのいろいろなご縁の中で、仕事のセンスというか、要は、法務の仕事も理屈だけではなく人間関係だということ、相手の心理などをしっかりとらえることがむしろ理屈よりも重要だ... -
つぶやき
今の自分 (前編)
わたしは、日立とパナソニックで長く企業づとめを経験しました。ほとんどの期間、法務部門に所属しました。 入社してすぐは、神奈川県の工場の人事部門で実習。泥くさくて体力勝負の仕事に、「社会人」に対するイメージが180度変わりました。ただこの経験が... -
思いや考え
BCP(事業継続計画)について考える③
私たちの地域では、能登半島地震を上回るマグニチュード8~9規模の「南海トラフ巨大地震」が、今後30年以内に70~80%の確率で発生すると言われています。それ以外にも、いつどんな災害に見舞われるか分かりません。上の表は、兵庫県が試算した「南海トラフ巨... -
思いや考え
BCP(事業継続計画)について考える②
BCP(事業継続計画)をつくるときの復旧時間は、次がひとつの目安となります。かなり高いハードルですが、現場主義できめ細かく工夫すればクリア可能です。 さらに広くとらえると、BCPには次のことが求められます。 このような要求は、ひな形を書き写すだけ...