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つぶやき
兵庫県知事選挙と民主主義? (後編)
私は、今回の知事選挙の根底にも、多くの民衆(「大衆」ではなく)が日々の生活の中でかかえる不安や苦労、それらに基づく政治への不満・不信などが大きなエネルギーになって横たわっていたと感じています。それは、これまでたどってきた不安・苦労への不満・不信... -
つぶやき
兵庫県知事選挙と民主主義? (前編)
本日2024年11月17日に兵庫県知事選挙が行われました。そして投票締め切り時間を待ち構えていたかのように、一部のマスコミが前知事の「当選確実」を報道しました。この選挙は、パワハラ等の疑惑をかかえた前知事に対して兵庫県の議会が全会一致で不信任決議... -
つぶやき
アメリカ大統領選挙と民主主義 ③
民主主義のエネルギーは大自然の力に似ています。いつもはもの静かで、しかし時々すべてをリセットするようにふるまう。それを大きなサイクルで繰り返しながら、長期で全体としてのバランスを保っている。民主主義にも、そうした「靜」と「動」の両方の性格を... -
つぶやき
アメリカ大統領選挙と民主主義 ②
私は、トランプ氏への好き嫌いを別にして、「自分たちの命や生活を守る」という、多くの民衆の切実な思い・エネルギーが、ひとつのうねりになって、トランプ氏の「圧勝」につながったと思います。 「民主主義」とは、文字通り一般民衆・国民全体が主人公になって、... -
つぶやき
アメリカ大統領選挙と民主主義 ①
2024年のアメリカ大統領選挙は、11月5日に投開票されました。大統領を最終的に選ぶ「選挙人」の数で、トランプ氏295対ハリス氏226という大差で、トランプ氏が勝ちました。 これは、民主主義の崩壊だと言う人もいます。そこでこんなことを、ふと考えました。 ... -
お知らせ
労働とは ⑤
これまで述べたような、「労働者の生活と人生への影響」をキーワードにした「賃金」・「労働」という考え方。これをわかりやすく、「人生あずかり説」と呼びます。 「人生あずかり説」を根本的な価値観にして労働法を見ていくと、いろいろなことがスッキリ見えてきま... -
思いや考え
労働とは ④
前回述べたとおり、「労働契約」では、使用者に、「労働者の生活と人生に影響を与える」権限が認められます。使用者は、それに応じた責任を負います。労働者の生活と人生を、それなりにあずかることへの責任です。 この場合に一番ポイントになるのは、使用者=... -
思いや考え
労働とは ③
前回は、「賃金」こそが「労働とは何か」を考える際の重要なカギであること。「賃金とは何か?」への答えが、そのまま「労働とは何か?」への答えにつながることを述べました。 この点、使用者には「労働者の生活と人生をあずかっていることへの責任」があります。「... -
思いや考え
労働とは ②
前回の結論は、「労働」が持つイメージは使用者への労働者の「支配従属」で、「請負」や「委任」は自分の責任と権限で仕事の結果を出す「自主独立」・・・。そんな感じになってしまいました。 ただ、企業づとめを、たとえば大きな組織で長くやっていると、社員の中でも... -
思いや考え
労働とは ①
民法は、「雇用契約」を、①労働に「従事」することと、②これに対する「報酬」の関係とします。労働基準法は、「労働者」を、①事業に「使用」されて、②これに対して「賃金」を支払われる者とします。労働契約法は、「労働契約」を、①使用者に「使用」されることと、②これに... -
お知らせ
賃金とは ⑤
「成果主義」は、「年功序列」が目的を忘れられて形式だけになっていることに気づかせてくれました。だからと言って、目先の仕事の結果だけにとらわれる、見せかけの「成果主義」でつっ走る会社は自滅します。また、「何か変だ、心配だ」と感じながら迷いをもって... -
思いや考え
賃金とは ④
「今までの日本の賃金の決め方は長く勤めたらその分賃金も高くなるというものだったがそれはおかしい」。「仕事でどれだけの結果(成果)を出したかに応じて決めるべきだ」。こうした結果だけで決める「成果主義」の考え方で言うと、サラリーマンは大工の親方とど...