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アメリカ大統領選挙と民主主義 ②
私は、トランプ氏への好き嫌いを別にして、「自分たちの命や生活を守る」という、多くの民衆の切実な思い・エネルギーが、ひとつのうねりになって、トランプ氏の「圧勝」につながったと思います。 「民主主義」とは、文字通り一般民衆・国民全体が主人公になって、... -
アメリカ大統領選挙と民主主義 ①
2024年のアメリカ大統領選挙は、11月5日に投開票されました。大統領を最終的に選ぶ「選挙人」の数で、トランプ氏295対ハリス氏226という大差で、トランプ氏が勝ちました。 これは、民主主義の崩壊だと言う人もいます。そこでこんなことを、ふと考えました。 ... -
労働とは ⑤
これまで述べたような、「労働者の生活と人生への影響」をキーワードにした「賃金」・「労働」という考え方。これをわかりやすく、「人生あずかり説」と呼びます。 「人生あずかり説」を根本的な価値観にして労働法を見ていくと、いろいろなことがスッキリ見えてきま... -
労働とは ④
前回述べたとおり、「労働契約」では、使用者に、「労働者の生活と人生に影響を与える」権限が認められます。使用者は、それに応じた責任を負います。労働者の生活と人生を、それなりにあずかることへの責任です。 この場合に一番ポイントになるのは、使用者=... -
労働とは ③
前回は、「賃金」こそが「労働とは何か」を考える際の重要なカギであること。「賃金とは何か?」への答えが、そのまま「労働とは何か?」への答えにつながることを述べました。 この点、使用者には「労働者の生活と人生をあずかっていることへの責任」があります。「... -
労働とは ②
前回の結論は、「労働」が持つイメージは使用者への労働者の「支配従属」で、「請負」や「委任」は自分の責任と権限で仕事の結果を出す「自主独立」・・・。そんな感じになってしまいました。 ただ、企業づとめを、たとえば大きな組織で長くやっていると、社員の中でも... -
労働とは ①
民法は、「雇用契約」を、①労働に「従事」することと、②これに対する「報酬」の関係とします。労働基準法は、「労働者」を、①事業に「使用」されて、②これに対して「賃金」を支払われる者とします。労働契約法は、「労働契約」を、①使用者に「使用」されることと、②これに... -
賃金とは ⑤
「成果主義」は、「年功序列」が目的を忘れられて形式だけになっていることに気づかせてくれました。だからと言って、目先の仕事の結果だけにとらわれる、見せかけの「成果主義」でつっ走る会社は自滅します。また、「何か変だ、心配だ」と感じながら迷いをもって... -
賃金とは ④
「今までの日本の賃金の決め方は長く勤めたらその分賃金も高くなるというものだったがそれはおかしい」。「仕事でどれだけの結果(成果)を出したかに応じて決めるべきだ」。こうした結果だけで決める「成果主義」の考え方で言うと、サラリーマンは大工の親方とど... -
賃金とは ③
前回お伝えしたことから、どんな計算の仕方でいくら「賃金」を払うかを決める際は、①仕事をしてもらったことそのものへの対価と、②生活や人生をあずけてもらっていることへの対価という、「賃金」が持つ2つの意味合いのバランスをよく考える必要があります。 ... -
賃金とは ②
サラリーマン=雇用契約=労働契約(イコールは大まかです)の特徴は「自分の労働力を使用者にゆだねること」と言われます。これは、人によっていろいろな意味がこめられます。私は、その重要なひとつに、「自分の生活と、人生のかなりの部分を、会社にあずける... -
賃金とは ①
会社につとめて働くと「賃金」をもらいます。とても当たり前のことです。では、「賃金とは何ですか?」と聞かれると意外とバクッとしています。「労働の対価です」と答えるかもしれません。「じゃあ労働の対価とは何ですか?」と聞かれると答えにくいのではないで...